地域活性 トウモロコシ畑
北大阪商工会議所青年部で、今年度は地域活性委員会の委員長させてもらっています。
地域活性といえばコレ!
~トウモロコシ畑のお話し~
ネブラスカ州のトウモロコシ農場の農場主の話です。
あるトウモロコシが、コンテストと言うのでしょうか、品評会で4年連続で金賞、1位を取りました。さすがに4年も連続して優勝するとなると、当然評判になります。
地元のマスコミが取材に訪れ記者が聞きました。
記者
「どうやってそんなに、毎年、4年も連続でおいしいトウモロコシを作ることができるんですか?」
農場主
「トウモロコシの種を周りの農場主に無償で配って歩いているからです。この種は過去3年続けて金賞を取れたおいしいトウモロコシの種なので、もしよかったら使ってくださいと伝えて、配って歩きました。」
記者
「なぜそんな、せっかく苦労して作ったおいしいトウモロコシの種を、近隣の競合の人たち、同業者に配ってしまったりするんですか?」
農場主
「それはトウモロコシの生育の特徴に理由があるんです」
「トウモロコシの受粉は、ハチとかではなくて風に乗って飛んできたトウモロコシの花粉が、メシベに付き受粉します。なので隣の畑から飛んできたりとか、自分の畑から隣のほうに飛んでいったりとかいうことが起こるわけです。
そういう理由で、自分の畑だけで美味しいトウモロコシを作るということは難しいんです。
周りの畑でもおいしいトウモロコシが、ちゃんと育っていなくてはいけないんです。」
その為に農場主は自分が苦労して作った種を配って歩いたと。
そうすることで自分の畑のトウモロコシの品質を高く保つことができるということなんだそうです。
私はこの話を聞いて、
人は自分だけが良ければいいと考えてしまいがちですが、自分だけ良くなる事はない。
もっと遠くの目標に向かって進むために、この北大阪の地域で頑張ってる仲間と共に、経済活動を通して、力を合わせ
地域の価値を上げることで、さらに私達も価値が上がり豊かになれると思いました。
この9月度例会は、YEGメンバーが共通認識を持ち、ともにかつどうする機会にしたいと考えています。
そんな例会を、委員会の皆様と一緒に作る事ができます。楽しみで仕方ありません。
令和三年度地域活性委員会委員長
富江則之